華千段8章


さあ、”河”にいるあなた。

あなたは今、どの流れの中に
いますか?

“上流”
“中流”
“下流”

どこであっても構いません。

このSTEPで行うことは

あなたが

その”河”で

“泳ぎ続ける”か。

それを見直すことです。

実は

選択肢は
もうひとつある。

それは…

河から上がって

“歩く”

ことです。

どうしたら
そんなことができるかって?

それは

そうする

あなたが”決める”。
それだけです。

世界は
“河”だけではありません。

森もあれば
山もあり

道はたくさんあるのに

“河”の中でしか

『自分』が
見つけられないと
思っている。

この世界に
“社会”という”大河”を

先人達が作ってきたからこそ

今、あなたは
こうして選択肢を得ることができた。

そんな先人達には
感謝してもしきれないくらい。

でも

その”大河”で
あなたは
あなたを
見つけられたでしょうか?

護りきれたでしょうか?

これからも
護りきれそうでしょうか?

実は
この《華千段》までの道のりは

この”大河”での
選択肢を
作るためのものだったんです。

自分のことを知らずに
自分の大切さも知らずに

“大河”を出ることは
不可能です。
断言してもいい。

もちろん
ここから出るのには
相当な勇気がいります。

でも
安心してください。

“河”から出る=河の中の方と敵対する

ではありません。

向こうは勝手に敵視するでしょうけど、

相手がこちらを敵視しても

こちらが敵視する理由にはならないんです。

そして

こちらが敵意を向けず

敵意をかわせる”力”を

今後、身につけていけばいい。

“上流”の向こうには…
実は何もありません。

滝の下に落ちても…
実は何もないんです。

どこの流れにいようとも
それに気付いた方は皆
“河”を出る選択を
しっかりとされています。

あなたは
河から出て

“歩いて”
道を探すだけ。

誰かを否定することも
誰かを諭すこともなく

あなたが
これから生きる
あなたの道を探す。

もちろん
同じように”河”から
上がっている方々と
手を取り合うこともできます。

世界はまだまだ
可能性に満ちている。

“河”の中だけじゃない
もっと他の場所に。

そう。

実は

人間は元々

この”河”の外にいたんです。

純粋で無垢で
何も縛りがない

この世界に。

選択そのものが”自由”だった

この世界。

誰しもが
“河”に入れられ

この”河”でしか
生きられないと
教えられ

誰しも
選択肢を見失う。

それが”社会”で生きること。

ただ

あなたは今

それに気付くことができる。

“選択”ができるんです。

“歩く”か
“泳ぐ”か

ひとつ安心してほしいのは

“歩く”からといって

今の仕事をすぐ辞めるとか

生活を全て一新しなければいけない

というわけではありません。

あくまでも

あなたの心を、どこに置くかです。

“流れ”を外から見られるようになると

世界を今より、

冷静に観られるようになります。

ここは難しい選択なので

無理に《華千段》を取る必要はありません。

それすらも

あなたの選択ですから。

さあ、
心が決まったら
次の章へお越しください。

待っています。

最後の質問

そして

始まりの質問をするために。


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